From: J.Tarot <jtarot@cc.bakada.ac.jp>
Subject: Re: 「数学の普遍性」の神話 (Re: 反オカルトと大槻教授)
Date: 2000/06/20 14:25:56
Reference: esp/00244

 6月20日に、ぺっぱー少将閣下は書きました。
(「数学とは異星人に対しても共通言語たりうる」に対して)
>[前略]それって、「数学以外は共通で有り得ない」ことの裏返しの表現だと
>思うけど。
> 最低限、数学くらいは共有されてる相手でなければ、コミュニケーションの取
>りようがない、っつー。[後略]

……本物の数学者で「数学の普遍性」を声高に主張するのはあまりいません(大物の中に少数ながらいる
ことはいるのですが(^^;) )。科学主義者≠科学者というのと同じです。
 実際、「公理主義」以降の立場をとる限り、「数学の普遍性」とは、《「国家社会主義の<公理系>から
命題『全てのユダヤ人は殺されなければならない』が証明できる」ことは客観的・普遍的事実である》と
言うようなもので、「正しい」には違いないとしても現実的には意味がないでしょう。

 また、「そもそも、同じ地球人どうしでも<数学的>認識は共有されていない」という事実もあります。
具体的に言えば、「ゼノンの逆説」が今でも哲学者に論じられていることは、《「連続体」の概念は、人
間にとって必ずしも普遍的ではない》ことを示しているのでしょうね。