3.雌阿寒温泉(景福)★★★★ 2006.9.25調査 2006.11.22作成 入浴回数5回
足寄町茂足寄162-1
(0156)29−7370
営業時間 午前9:00〜午後8:00
入泉料300円
含硫黄ー食塩・石膏泉
オンネトー温泉景福は足寄町のはずれ、雌阿寒岳を望む郊外にある。 足寄町から阿寒湖に向かう国道241号から分岐する道道664号に入り、軽い勾配のある道を行くと10分ほどで左手に見えてくる建物がそれだ。 ちなみに手前にもう一軒の温泉施設、野中温泉別館がある。こちらの温泉もとても良い。 この二件のその先も細い道が続くが、冬期間は除雪されないので通行止めになる。 |
今時珍しい砂利の駐車場に車を停めて降りると、あたりには薄い硫黄の香りが漂っていて、建物も古びた感じでとても情緒がある。 こんなところには決して新しい現代的な建物は似合わないのだ。ぎしぎしと音を立てる階段がかえって入浴客の心を和ませる。 日帰りの入泉料はなんと破格の300円。こんな田舎でこんな安くて経営できるのだろうかと思ってしまうほどの安さだ。料金を払い、長い廊下を通って湯船に向かう。 脱衣所から直接ドアを開け外に出ると、広大で大量の乳白色の温泉を湛えた露天風呂に圧倒される。ぬるめのお湯はとても濃い温泉成分を含みながらも優しく体を包み込み、安らぎのひとときを迎えることができる。 |
☆温泉の配置図☆ |
ところで、露天に入った後一度服を着、廊下を渡って内湯に入るとお湯の色が全く異なっていることに気づく。露天は乳白色だが内湯は完全は無色透明だ。 これは内湯が別のお湯を使用しているというわけではなく、お湯に含まれる硫黄の成分によるものだ。硫黄泉は空気に触れると化学変化を起こし白く色づくという特徴を持っているため、長い間空気に触れる露天風呂は白く色づき、内湯は透明なまま流れ去るのだ。完全な掛け流しで自然まかせなため、露天の白さも季節によって異なるらしい。 硫黄泉は色が付く前の方が効能が大きいというから、湯治目的なら内湯の方が良いかもしれない。 また、季節によっては完全掛け流しなので、露天風呂の温度がかなりぬるくなるため、上がり際に高温の内湯に一度入り、体を温めることをオススメする。 ここの温泉には洗い場は備えられていない。あるのは蛇口だけだ。 これは、温泉の良さだけを純粋に味わって欲しいという、宿主の意向の表れだろう。 確かに、止めどなくあふれるその良質なお湯を楽しむなら、洗い場のありなしなど全く気にならなくなる。むしろ、洗い場にいくならその時間もお湯を楽しんでいたい、と思うだろう。 |
評価項目 | 評価 | 評価理由 |
総合評価 | ★★★★ | 安価な入泉料でこれだけの良質のお湯、そして露天風呂。 |
泉質 | 5 | 含硫黄ー食塩・石膏泉 とても濃い温泉。露天は乳白色、内湯は無色透明 |
洗い場 | 1 | 洗い場と呼べるところは無いようなもの。蛇口がある程度。石鹸などもない。 |
内湯広さ | 2 | 1槽のみ。しかも露天とは離れているので、一度服を着ていかなければ行けない。お湯はとても良い。高温。 |
露天広さ | 5 | 泳げるほど広く、ぬるめの露天。ゆったりと浸かることができる。 |
秘湯度 | 4 | 国道から道道に入ってしばらく。わざわざ行かなければならないので、秘湯度は高い |
入泉料 | 300 | 子供200円 |
※なお、記載されている内容は管理人自身の感想ですのであしからず(管理人は男なので男湯の感想です、女湯は浴槽の数など異なるかもしれません。)。また、データは変更、記載ミス等あるかも知れませんのでご注意ください。誤記載箇所、不明となっているところの情報をメールいただければ幸いです。
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