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「現実」はそこにある〜P2環境以降〜
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良く我々はあるエクスキューズを聞く機会が多くあります。
その内容は「ロボットは現実に存在していない以上想像するしかない」
確かに我々の望み、そして欲してならない巨大ロボット自体は存在していません。 ですが少なくとも「人型」をした駆動体の雛型となるべき存在=リアル=真の意味でのREAL:「現実の」人型ロボットは今(2001年)を遡ること5年前の1996年に高らかに我々の眼前を闊歩したのです。
言うまでもないですがそのロボットとはホンダの開発したP2と呼ばれるロボットのコトです。そして本来「メカデザイナー」と呼ばれる「「リアル」ロボット路線」を支える業種の人間はP2という存在に対してより謙虚な態度をとるべきでした。
P2は多くの因習によって成り立っている「リアルロボット路線」のメカデザインの常識的表現に「NO」と高らかに突きつけているではないですか。
簡単な例を出して見ましょう。
現在、ごく無自覚に採用されているヒジ/ヒザ関節部分の「二重関節」ですが、確かに人型機械の可動範囲を従来の単関節よりも広げました。
ですが、ここで少し計算してみましょう。・・・・・・1軸あたり1トンの重量に耐えられる重量100キロの関節パーツがあったとします。これでロボットのヒザ関節を作り荷物を持ち上げさせた場合、単関節ならば1トンの重量に耐えられるのに二重関節の場合手前(荷物側)のヒジ関節は1トンの重量に耐えられますが、奥(胴体側)のヒジ関節はヒジ関節部1個分の重量が常に追加されるので、現実問題には900キロの重量までしか持ち上げられません。(この理由の延長で「GUNDAM」のコーナーではズゴックの上腕部及び大腿部の駆動方法の新説を立ち上げる事になりました。(こっちで見れます))
「では1コのアクチュエーターで2重関節を連動させてる場合なら従来のスペック通り1トン持てるのではないか」と異論を挟む方もいると思いますが、この場合最も重要なのは重量を支える為の軸が2重関節の場合、どうしても通常よりも多くなり、結果として単関節よりも懸架可能な重量は低下してしまうのです。
またそれと対をなす1コの関節で最大3方向のベクトルへの対応が可能な発明「ボールジョイント」ですが、これも重量懸架の問題を考えるとむしろ軸可動のみの関節をある程度離れた距離で置いた方が安定性が高いという結論に達しました。
そして最も重要な外装のデザインですが、これも個々の機能をもったパーツをそれぞれ最低限の距離のラインで繋ぐだけのデサインで必要以上にアーマー類の存在のような独立したラインは存在しません。
P2はこのように「現実」という最強の武器を片手に対峙するロボットのデザインがリアリズムを前面に置いているのか、それとも単にケレン味を追求するだけの本質的にマジンガーZ以降その精神において基本的に変わらない旧態然した「売るための」デザインかを簡単に選別してくれます。 そしてそこから導き出された結論を最も分りやすい形で表現するなら、今のガンダムも含むリアルロボットシーンの正体は「F1の写真を撮りに行こうと思ったら、サーキットにはデコトラとゾク車(それもロングマフラー)ばっかりだった」としか表現出来ない状態と言えるでしょう
ただひとつ言えるのは、ホンダの目指しているのは「鉄腕アトム」であり、P3からアシモを経て、多分最終落着点としては、宝塚の「手塚治虫博物館」あたりでアトムの外装に偽装されたアシモの後継機がリモコン操作されて来館者をエスコートするというのを目指しているという事で決してパトレイバーやモビルスーツでは無いと言う事です
ですがP2や2000年末に公開されたテムザック社の「T5」と呼ばれるロボットを見ていると、自然と真の「リアリズム」というものに裏打ちされた大型ロボット像が見えてきそうではあります。 少なくともマシニング・スキンにはその片鱗を見る事が出来そうで、日本のロボットデザインに絶望しないで済みそうです。
(※注:私自身は別にケレン味重視のデザインが嫌いなワケでなく、ケレン味を持たせるにも、持たせないにしても「演出意図」の見えるデザインが素晴らしいと考えています。逆に単に設定資料の段階で「オレのデザインはカッコイイだろ」的な自己主張の為のデザインが多すぎる昨今ンの事情が不満なだけです)
次回はこれらの理論に対応できそうな感覚を持っっていそうという基準を基本に置き、個人的独断で決めさせてもらった「日本メカデザイン十傑」を公開する予定です。(多分デザイン論に関して当分続くと思います)
(2001/04/13/FRIDAY) |

「テレビのツボ」じゃないけど著作権に鑑みて「T5」の落書き |
(SINCE 2001 03 19)
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| 現在確認されている登場人物の説明(※独断と偏見)と個人的にこのキャラの声はこの方にって希望の一覧 |
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| 今、1/100ウィルバー作ってます。製作記が、おバカなサブタイトルと共にあります。 |
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仮設掲示板(GUNDAMのページ用に用意してました)です。ですんで「戻る」選ぶとGUNDAMの方に飛びますんで注意。
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| 最近のガンダム・シーンを独断と偏見と歪んだ視点で俯瞰する(って矛盾してない?) |
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| 小説版ガンダムをベースに、「Z」の世界観を踏襲したオリジナル企画。「BARREL」とは「小説版」つながり? |
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