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なぜクランクシャフトのダイナミックバランス加工が必要なのか?
・エンジンの中心。
・コレが滑らかに回って始めてほかのものも調子よく回る。
・メーカー出荷時では公差およそ30g-cm(クランクプーリー、フライホイールがおよそ10g-cm)
→コレを限りなくゼロg-cmに近づける必要がある

 

バランスがとれていないとどのようなことが起こるのか?
・異常振動がおこり、部品(ピストン、コンロッド、クランクシャフト、ブロック、etc.)の偏磨耗あるいは破壊が起こる。

 

なぜ、そのような事が起こるのか?
例)V6エンジンでボアを1mmオーバーサイズにした場合を考える
・軽量ピストンを使わずに純正ピストンをオーバーサイズに入れ替える
・そのとき(仮に)2gピストン重量が重くなる(実際にはもっと重い)。
・その状態でエンジンが7,8千回転で回る(とする)。
・そのとき慣性力は1気筒に対して約150倍となって働く。
・すなわち(これまでにはなかった)300gの力が発生し、(1気筒に対して)かかってくることになる。

 

その力は、具体的にどこにかかってくるのか?
・クランクのメインジャーナル部、コンロッド、シリンダーのカベの3分力にかかってくる
→上記の例の様に、ブロックの肉厚はそのままで1mm内径を拡大されれば、ブロックの肉厚は当然もとより薄くなる。そこに上記の分力が作用してくる。
→必然的に壊れやすくなる。

 

その力を打ち消すためにバランス取りが必要となる。
ロータリーエンジンのエキセントリックシャフトも同様のことが言える

 

VG30用V6クランク

 

特に、単気筒、直3、V2、V6、V8のバランス取りはそのエンジンにしか合わない。そのエンジンに組み込まれている一つ一つの部品までも静止バランスを取った後にクランクシャフトのダイナミックバランス取りが必要となる
→これらのものは、クランクピンに付随しているものがウェイトの役目をしているため。よって、大きなピストンを使った場合、当然バランスはくるうのでバランス取りは絶対に必要となる。

 

P.P.技研の考え
・いろいろな振動に対して、特にねじり振動に対してダンパープーリー等の対策もありますが、根本的な解決ではなく当然ある程度のものにしか効きません。(限度があります。バランス取りはもとからなくします。)
・CROWER等始めから良いものを使うというのもありますが、そこだけに高額をつぎ込むよりも現在あるものにバランスを取ってクランクシャフトは良しとし、その他の部分に手を回したほうが得策ではないでしょうか?(CROWERにしても公差は存在します)
・もちろんクランクシャフトのバランスさえ取れば良いということではありません。当社にはそれに付随するパーツ(コンロッド、ピストン)の選定から加工までのノウハウも計り知れないものを持っております。


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