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総記FAQ目次

「無防備マン」をからかったパロディ・コラージュ


 【link】

D.B.E. ミニ型」(2010.2.10)◆「わが村,無防備都市宣言してみては.地方から国を動かし,世界中の市民が新しい常識を共有」…中川村村長が提言/情報源STAR LIGHT PARADE

「沖縄発・何でもあり」:ついに再び動いたか:無防備地域宣言@沖縄

「思ったことをいろいろと・・・」:無防備マンをぶっ飛ばせ

「市民運動観測所スレまとめWiki」:ジュネーブ諸条約第一追加議定書,第58・59条,ならびに同コメンタリー2263・2269・2283・2295・2296(対訳)

「週刊オブイェクト」:沖縄県那覇市で無防備条例案が反対多数で否決

「探偵ファイル」◆(2011/01/01)ニュースウォッチ〜/森永卓郎,日本解体宣言?「侵略され滅んでもいい」/探偵T
 原出典;2011年1月1日の「東京スポーツ」紙

無防備マン 画像保管庫


 【質問】
 この宣言を出したところで,成功した実例とかあるんですか?

「無防備地域」へ 来月署名を開始 大阪市の市民団体

 戦争の際,国際条約で攻撃が禁じられる「無防備地域」に大阪市がなるよう,市民グループが4月24日から,条例制定を直接請求するための署名集めを始める.1カ月間に5万人の署名を目指す.
 「無防備地域宣言をめざす大阪市民の会」が3日,明らかにした.
 市内全区の街頭に署名のための拠点を設けたり,戸別訪問をしたりして署名を集める.
 直接請求には有権者の50分の1以上の署名が必要で,大阪市の場合,約4万2千人になる.

 市民の会の条例案は,市民が平和に生きる権利を謳った上で,市は 戦争の危機に際して,戦時の住民保護を定めたジュネーブ条約の第1追加議定書に基づく無防備地域宣言をすると規定している.http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200403040011.html

 【回答】
 ありません.

 まず,戦時でもないのに「無防備都市宣言」を出したら世界中から笑われます.「何処の国に降服する気なんだい?」と馬鹿にされるでしょう.「無防備都市」ってのは,戦時国際法で“降伏した都市”と見なされるわけなので…….

 法的にも問題があります.
【日本政府公式見解】
「ジュネーヴ諸条約の第一追加議定書においては,敵対する紛争当事国による占領のために開放し,特別な保護を受ける地域として「無防備地域」の規定が置かれていますが,その宣言は,当該地域の防衛に責任を有する当局,すなわち我が国においては,国において行われるべきものであり,地方公共団体がこの条約の「無防備地域」の宣言を行うことはできません」

 基本的に無防備地域宣言が為される場合というのは,侵攻してくる敵野戦軍を防ぎきれないと当局が判断した場合です.
 政府中枢が全滅した場合は地方公共団体が宣言を出す事は出来ますが,自国政府が機能している限り勝手に宣言しても無意味です.
 自国政府とその軍隊に抗戦の意思がある限り,軍隊がそのままその場で活動を続ければ無防備宣言は無効です.
 無防備宣言とは開放宣言であり,降服宣言です.
 勝手に地方自治体が宣言した場合,「反乱,裏切り」と見なされても仕方ありません.
 なお,日本の国内法では,内乱罪もしくは外患誘致罪に問われた場合には死刑が適用されます. 

 ところでこの運動は何がしたいんやろね?

 ジュネーブ条約追加第1議定書59条では,無防備地域はこう規定されています.

1.紛争当事国が無防備地域を攻撃することは,手段のいかんを問わず禁止する.
2.紛争当事国の適当な当局は,軍隊が接触している地帯の付近またはその中にある居住地で,敵対する紛争当事国による占領のために開放されているものを無防備地域と宣言することができる.無防備地域は,次のすべての条件を満たさなければならない.
 a.すべての戦闘員ならびに移動兵器及び移動軍用設備が撤去されていること.
 b.固定した軍用の施設または営造物が敵対的目的に使用されていないこと.
 c.当局または住民により敵対行為が行われていないこと.
 d.軍事行動を支援する活動が行われていないこと.

「軍隊が接触している地帯で,敵対国に占領されるために開放されている地域」
・・・無防備宣言をする場合には大前提としてこのような条件があります.すなわち空襲には何の意味もありません.すぐにでも敵野戦軍に侵攻される情勢でなければ無防備宣言は出せないのです.

 現状では殆どありえない話(現状,大規模な日本上陸・侵攻を行うことができる,日本に対する非友好国は存在しない)ですが,仮に大阪一帯が地上戦になりえたとしても,大阪が包囲された後で無血占領とかはあるかも知れませんが,現実にそこだけポッカリと穴があいた様に非戦闘地域になる事はありえないでしょう.
 また,弾道ミサイルが飛んでくるような状況でこれを宣言しても,効力はありません.
 本気で無防備地域宣言をしたいのなら,いかなる武装も無く,他戦力の影響も受けてない事を明確に示す必要があります.
 したがって,大阪人民共和国として日本から独立でもしない限り無理でしょう.

 敵野戦軍が目の前に迫っているわけでも無いのに,戦時条約に基いて無防備宣言なんかしたら世界中の物笑いの種だし,戦争になったら自動的に無防備宣言するように市の条例を整備するのだったら,それは日本国からの反乱宣言と何も変わらない.

 ……大阪だけに,ツッコミを待っているボケ?

(軍事板, 軍事板出張スレッド in コヴァ板 & JSF

 「全国無防備地域宣言運動」は大阪市の市民団体が発端となって,その後は大阪府枚方市,奈良県奈良 市,北海道苫小牧市,東京都国立市および荒川区,神奈川県藤沢市,兵庫県西宮市,滋賀県大津市,愛媛県御荘町にまで広がっています.
 大阪市の団体が7月,実際に大阪市議会に平和条例の制定を請求しましたが, 議会は当然にこれを否決しています.
 全国無防備地域宣言運動のHPには即日, さながら逆ギレの声明が書き殴ってありました.
 さて,無防備地域宣言とは何なのか.あらためて説明しておきますと,有事 の際にジュネーブ条約に定める一定の条件を満たして「無防備都市宣言」をす れば一切の攻撃が禁止される――という内容です.
 すなわち,
「日本が有事の際に無防備都市宣言をして,法的に攻撃できない状態をつくれば平和が保たれる」
と,運動家たちは信じて疑わないのです.

 参考までに,無防備都市宣言運動を行なっている団体のURLを,分かっているところだけ挙げておきます.
 ぜひとも読者ご自身でブログに投稿するなり, 代表者にメールを送るなりして,運動の趣旨について説明を求めていただきたく願うしだいです.

全国無防備地域宣言運動  http://peace.cside.to/map.htm
平和都市をつくる会・ふじさわ  http://comcom.jca.apc.org/peacecity/index.html
つくろう! 藤沢市無防備条例  http://comcom.jca.apc.org/peacecity/muboubi/index.html
枚方市非核平和・戦争非協力(無防備)都市条例を実現する会  http://peace.cside.to/muboubi_hirakata/

軍事情報別冊 ひらやんのブツクサ独り言(60)

Non-defended localities(無防備地域)を定めたジュネーブ条約追加第1議定書第59条全文

 Protocol Additional to the Geneva Conventions of 12 August 1949, and relating to the Protection of Victims of International Armed Conflicts (Protocol I), 8 June 1977.【International Committee of the #ffff00 Cross 】


--------------------------------------------------------------------------------
Art 59. Non-defended localities

1. It is prohibited for the Parties to the conflict to attack, by any means whatsoever, non-defended localities.
2. The appropriate authorities of a Party to the conflict may declare as a non-defended locality any inhabited place near or in a zone where armed forces are in contact which is open for occupation by an adverse Party.
Such a locality shall fulfil the following conditions:
(a) all combatants, as well as mobile weapons and mobile military equipment must have been evacuated;
(b) no hostile use shall be made of fixed military installations or establishments;
(c) no acts of hostility shall be committed by the authorities or by the population; and
(d) no activities in support of military operations shall be undertaken.

3. The presence, in this locality, of persons specially protected under the Conventions and this Protocol, and of police forces retained for the sole purpose of maintaining law and order, is not contrary to the conditions laid down in paragraph 2.

4. The declaration made under paragraph 2 shall be addressed to the adverse Party and shall define and describe, as precisely as possible, the limits of the non-defended locality. The Party to the conflict to which the declaration is addressed shall acknowledge its receipt and shall treat the locality as a non-defended locality unless the conditions laid down in paragraph 2 are not in fact fulfilled, in which event it shall immediately so inform the Party making the declaration. Even if the conditions laid down in paragraph 2 are not fulfilled, the locality shall continue to enjoy the protection provided by the other provisions of this Protocol and the other rules of international law applicable in armed conflict.

5. The Parties to the conflict may agree on the establishment of non-defended localities even if such localities do not fulfil the conditions laid down in paragraph 2. The agreement should define and describe, as precisely as possible, the limits of the non-defended locality; if necessary, it may lay down the methods of supervision.

6. The Party which is in control of a locality governed by such an agreement shall mark it, so far as possible, by such signs as may be agreed upon with the other Party, which shall be displayed where they are clearly visible, especially on its perimeter and limits and on highways.

7. A locality loses its status as a non-defended locality when its ceases to fulfil the conditions laid down in paragraph 2 or in the agreement refer#ffff00 to in paragraph 5. In such an eventuality, the locality shall continue to enjoy the protection provided by the other provisions of this Protocol and the other rules of international law applicable in armed conflict.

▼ ジュネーブ条約で定められた無防備地域宣言を地方自治体の条例として制定しようとする運動の矛盾点は以前にも紹介しましたが,簡単に纏めるとこうなります.

条件的問題:敵軍が接触した地帯の付近で占領の為に開放されている地域.宣言先は敵軍.
権利的問題:地方自治体は自国軍への指揮権が無いので,合意が無い限り宣言はできない.

 この通り,平時に条約として宣言できる性質のものではないし,宣言には自国軍との全面的な合意が必要であり,そもそも航空機による空爆やミサイル攻撃には無力です.
 ところが,無防備宣言運動家の間では,ミサイル攻撃にも有効だとする解釈を唱える者もあります.
 「軍隊が接触した地帯」の部分を,長射程のミサイルや火砲で攻撃できる範囲と捉えれば,弾道ミサイルにだって有効だ―――そんな主張です.

 さて,それでは「軍隊が接触した地帯」とは,具体的にどれくらいの距離を指すのか調べてみる事にします.
 ジュネーブ条約第1追加議定書26条によれば,「軍隊が接触した地帯」とは「地上から直接砲火に晒されている地域をいう」となっています.

ジュネーブ条約第1追加議定書 [赤十字国際委員会(英語)]

--------------------------------------------------------------------------------
"Contact zone" means any area on land where the forward elements of opposing forces are in contact with each other, especially where they are exposed to direct fire from the ground.
--------------------------------------------------------------------------------
 "接触地帯"とは,敵対する軍隊の先遣部隊が互いに接触している陸上の地域,特に先遣部隊が地上から直接砲火に晒されている地域をいう.
--------------------------------------------------------------------------------

 この条文を「地上から直接,砲火に晒されている」と途中で勝手に読点を打って読んだ場合なら,地上から発射される全ての兵器を指す解釈も出来ます.
 しかしそれは誤りです.

 『直接砲火』(direct fire)とは直接照準射撃を意味し,間接照準射撃(indirect fire)を含まないという事を意味するのです.
 故に間接射撃である弾道ミサイルは,条約の定める地上からの直接砲火ではありません.

 間接射撃とは山なりの弾道で,目標を直接視認できない遠くの目標も味方や障害物を飛び越えて攻撃できます.(榴弾砲,迫撃砲など).
 直接射撃とは近くの目標を直接視認して射撃するもので,弾道は水平に近くなります(戦車砲,自動小銃など).直接照準で最も有効射程の長い戦車砲(戦車砲に限らず平射砲全般)でも直接視認という条件上4〜5kmほどが限界なので,「軍隊が接触した地帯」とは数km以内に接近した場合を指す事になります.

 このように無防備地域宣言を出すには,軍隊がすぐそばまで近付いて迫っているという条件が必要になります.
 「付近」という言葉の解釈については必要無いでしょう,
 これを拡大解釈して数百km離れていても「付近」と言い張るのは無理があります.

 権利的問題についてはこちらを参照.

ICRC:Commentary(赤十字国際委員会による注釈)
--------------------------------------------------------------------------------
' Who must send the declaration? '

2283 In principle the declaration must be sent by the authority capable of ensuring compliance with the terms of the declaration. In general this will be the government itself, but it may happen that in difficult circumstances the declaration could come from a local military commander, or even from a local [p.704] civil authority such as a mayor, burgomaster or prefect. Of course, if the declaration comes from a local civil authority, it must be made in full agreement with the military authorities who alone have the means of ensuring that the terms of the declaration are complied with.
--------------------------------------------------------------------------------

 赤十字国際委員会による説明では,
「基本的に宣言を行う事ができるのは政府.
 しかし困難な状況ならば地方自治体が宣言する事もできます.
 もちろん地方自治体が宣言する場合,軍当局との完全な合意を得なければなりません」
となっています.

 注)ジュネーブ条約は赤十字国際委員会が提唱して作られたものですので,本家本元の見解です.

「週刊オブイェクト」,2005年12月11日

朝日新聞御用達の「専門家」,田岡俊次すら,以下のような見解


 【珍説】
 「無防備地域」は,4つの条件を満たしていれば自治体が宣言できます.

 ジュネーブ諸条約第一追加議定書の第59条に「無防備地域」の規定があります.
 それは,戦争が差し迫った時,武器や軍隊を持たない地域を「無防備地域」として宣言できる規定です.
その「宣言」をすると,地域全体がまるごと攻撃禁止になり,違反すると戦争犯罪になります.

 「無防備地域」は,次の4つの条件を満たしていれば自治体が宣言できます.
(a) すべての戦闘員が撤退しており並びにすべての移動可能な兵器及び軍用設備が撤去されていること.
(b) 固定された軍事施設の敵対的な使用が行われないこと.
(c) 当局又は住民により敵対行為が行われていないこと.
(d) 軍事行動を支援する活動が行われていないこと.

Q&A 「無防備地域」ってなに?品川無防備平和条例の会

 Q.現在,ジュネーブ条約第1追加議定書第59条にある無防備地域宣言を行うような紛争状態になっていないのにもかかわらず,いまなぜ無防備地域宣言運動を行うのですか?
 A. この議定書の第59条の文言によれば,無防備地域宣言はどこかの国と戦争になったときに「宣言することができる」とされています.

無防備地域宣言をめざす大阪市民の会

 【事実】
>それは,戦争が差し迫った時,武器や軍隊を持たない地域を「無防備地域」として宣言できる規定です.

>無防備地域宣言はどこかの国と戦争になったときに「宣言することができる」とされています.

嘘だ!

 「戦争が差し迫ったとき」なんて条件じゃない.「どこかの国と戦争になったときに」でもない.
 「敵軍が目の前に迫っていて占領されるとき」という条件なのに.それ以外の状況で宣言しても,物笑いの種にされるだけ.
 この宣言は,敵国軍に向けて出す降伏宣言であり,条例として「平和都市宣言」的に掲げるものではないのです.
 この運動はジュネーブ条約に対する誤った認識を広めており,なぜ運動当事者達が疑問を持たないのか不思議です.運動の根拠となる条約を読めば誰にでも矛盾点に気付く筈です.

 特に軍事や歴史を勉強しなくても,読んだ時点で判るはずですが・

<以下,コメント欄>

無防備運動は「平時からの無防備宣言」が目的ではありません.

・有事に即,宣言するには,宣言に必要な「4条件」を平時から整えておく必要がある.

・そのためには4条件の整備を条例化し,自治体に義務付けさせるべきだ.
(最終目標:無防備条例を世界に広げて軍備全廃)

−で,その条例案ですが,

・自治体に「平和事業」の実施を義務付ける条文が必ずある.

・一部団体の示す案は,平和事業の義務付け条文中に,
「住民,NGO等が実施する平和事業への 援 助 ・ 助 成 」
 を自治体が行なう旨を明記している.

・一部団体の示す案は,平和事業の企画立案に際しては,
「市民の代表を交えた委員会を設立し,内容を審議,審査させる」
旨を義務付ける条文を設けている.

 まあ,住民を条件の3,4に従わせるには,
「常日頃から「平和意識」を高めておかねばならない」
という発想から来てるんでしょうがね.

 でもなぜだろう?,「利」と「権」の二字が脳裏に浮かび上がるのは.

Stefan

 そもそも地方自治体は,国家が戦争をすることに対して反対する権能を持っていない,ってことをこの国はなぜか教えてないからね,国民に.
 その上国民の国防義務は存在しない扱いになってるしさ.

 やっぱり変だよこの国.
 マスゴミはなんでこの点指摘しないんだろ.
 最近,東アジア共同体がどうたら言ってるけど,EU各国はEU内においてそれぞれ対EU国家に対する軍事的オプションを未だ放棄していないよ.
 それぞれの国軍解体なんて誰も言い出さないんだから.

名無しT72神信者

 リンクを辿っていって読んでいたら,
http://blog.kansai.com/chankei/55
こちらのブログ主は,署名運動をしている人と話しをされたそうです.
 すると,署名運動をしていた人は,ジュネーブ条約の本文を知らず,特に59条の内容などまったく理解していなかったそうです.
 ……怖いですね.

名無しT72神信者

(週刊オブイェクト,2005/11/13)

▼ 無防備地域宣言についての論争は赤十字の解説(ICRC:Commentary)により全ての決着を見ることになるでしょう.
 赤十字の解説に「地方自治体が宣言する場合,軍当局との完全な合意を得なければならない」とある以上,自衛隊との合意を得ていない宣言は無効であり,条約違反となります.

--------------------------------------------------------------------------------
“Of course, if the declaration comes from a local civil authority, it must be made in full agreement with the military authorities who alone have the means of ensuring that the terms of the declaration are complied with.”
--------------------------------------------------------------------------------

 ジュネーブ条約とは赤十字国際委員会(ICRC)の提唱により締結されたものです.
 そしてICRCはジュネーブ条約の番人と言える存在で,同条約が履行されているか監視する立場にあります.
 ICRCの解説は条約の公式見解です.
 "Commentary"とは解説,注釈であり"解釈"ではありません.
 他の意味を捻り出す余地は無いのです.

「週刊オブイェクト」,2005年12月14日付
青文字:加筆改修部分

 今日,JR蒲田駅西口で無防備宣言活動家が街宣.
「兵隊に誘導されて避難すると攻撃の対象になります.
 無防備宣言地域になればジュネーブ条約によって攻撃される事は無くなるのです」
と発言してました.
 避難する民間人を攻撃する(ジュネーブ条約違反の)軍隊が,無防備宣言地域の場合は条約を守ると考えているようです.
 苦笑いするしかありませんでした.

Posted by 名無しT72神信者 at 2006年05月28日 18:57:15

>兵隊に誘導されて避難すると攻撃の対象になります

 たとえ兵隊に誘導されていても,民間人は攻撃対象外なんだが・・・
 こいつら絶対,ジュネーブ条約を読んで無いな,こりゃ.

Posted by 名無しT72神信者 at 2006年05月28日 23:04:34

「週刊オブイェクト」コメント欄,2005年12月14日付
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 いわゆる「無防備都市宣言運動」への反駁として,
「先の大戦で.ドイツのドレスデンは無防備都市宣言を行ったにも関わらず,米英ソの猛爆を受け壊滅した」
というのがテンプレート化していたかと思います.
(FAQにも無防備マンのコラが載っています)
 これについて,Wikipediaのノート欄に気になる記述を見つけました.

 私は残念ながらこのあたりは専門外なのですが,事実はどうなのでしょうか?

Shaul in 「軍事板常見問題 mixi支隊」

「無防備マン」をからかったパロディ・コラージュ

 【回答】
 おそらく鍵になる情報は,一体何時誰がそのような宣言を行ったかということになると思うのですが,検索した限りそういう具体的情報は一切出てこないです.
 以前,私が紹介した米空軍の報告書でもドレスデンは無防備とはいえないと書いてありましたし.

――――――
米空軍がドレスデン空爆の正当性を主張する報告書を作成しています(エラーを無視しないと見れません).
https://www.airforcehistory.hq.af.mil/PopTopics/dresden.htm

 いろいろな数値を用いて,ドレスデン空爆が他のドイツの都市の空爆と比べて苛烈であったとは言えないことを証明しています.
 長いので,Conclusionだけ読めばいいと思いますが,それも長いので,Wikipediaが要点を書き出してくれています.

1.空爆は正当な軍事目標に基づくものである.
2.軍部隊や防空施設が近くにあったので無防備都市とは言えない.
3.他の諸都市との比較において空爆は過剰であったとは言えない.
4.空爆は通常の指揮系統に基づいて行われた.
5.空爆は不必要な民間人犠牲者を出さずに,軍事目的を達成した.

――――――バグってハニー in 「軍事板常見問題 mixi支隊」

ドレスデンは無防備都市宣言したのに〜,というのはミスリーディングじゃないですかね.

 それで,この手の例でもっと好例なのはローマですね.
 こちらでは無防備都市宣言をめぐる,ローマ法王ピウス12世とルーズベルト大統領の交渉は不調に終わるのですが,その後,連合軍の爆撃が止んだ1943年8月14日に,イタリア守備軍が一方的に無防備都市宣言します.
 これはナチス・ドイツ,連合軍双方に無視されて,後にローマは両者から爆撃に遭っています.

 とりあえず,無防備マンたちはロッセリーニの『無防備都市』でも見て,無防備都市の現実を知るのが先決ですね.

バグってハニー in 「軍事板常見問題 mixi支隊」


 【質問】
 無防備都市宣言運動をしている人達は,実生活でもそれを実践しているの?

 【回答】
 していない.

 例えば,
kojii.net
の報告によれば,ネットで同運動を展開しているブログは,コメント欄を受けつけているところは一件もなく,
「トラックバックを受け付けているところも半分しかない」(kojii.net).

「『無防備宣言すれば攻められない』と主張するなら,まずは自分たちのところで『無防備blog宣言』をして,主張の正当性を実証してみればいいと思うのだが.
 それで実績が上がれば,(ジュネーブ条約を曲解している問題は残るにしても,)根本の主張の部分では,みんな納得してくれるのではないか」
とは,kojii.netの弁.

 それと,家にも鍵をかけず,警察も呼ばず,無防備を貫いてね〜〜〜.

-------------------
【社会】 「平和願う市民を無視,怒りでいっぱい」…"占領OK"無防備都市条例否決で,奈良市民ら★2
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1137417647/

8 名前:名無しさん@6周年[] 投稿日:2006/01/16(月) 22:24:45 ID:BBl0ZOLf0

 平和願ってるのに,怒りでいっぱいとは穏やかじゃないな.
-------------------

 ワロタ.

――――――Posted by 名無しT72神信者 at 2006年01月16日 23:29:36

「週刊オブイェクト」コメント欄,2005年11月13日付
青文字:加筆改修部分

それどころか,こんなに重防備


 【質問】
 無防備都市宣言が出された都市が占領された後, その都市の住民が兵士として駆り出されるなんて,本当にありえるんでしょうか?
 ちょっと前まで敵国の国民だった人間に兵器を与えるなんて,考えられないんですど.

 【回答】
 背中に爆薬背負わせて、戦車に突っ込ますとか,後ろから、機関銃で督戦するとか、やり方はいろいろありますけど.
 荒っぽい所だと,一列に並べて地雷原を歩かせたり.
 アフリカあたりだと,一時的に占領した村の子供たちをかっさらって,薬漬けにして兵士に仕立てているわけだが.

 まあそこまでしなくても,前線での穴掘りとかに動員するとかは,普通に行うでしょうね.

 要は,人に命令を強制するには,やりようは色々あるってことさ.

478 :緑装薬4 ◆8R14yKD1/k :2007/12/01(土) 14:42:51 ID:6s4WSDqu

 そらあるだろうねえ.

 2・3人殺して
「さあ,義勇軍に自発的に志願しない奴はいないよなあ?しないようなゲリラはおらんよなあ?」
とかいって,忠誠心を誓わせる方法もあるだろうしなあ.

 占領されるということは,そういうことです,はい.

 ま,平時とかに災害派遣とか行かなくていいし,今ある部隊とかも移駐せにゃならんから移転費用たんまり出してもらえて再編できるから,自衛隊としちゃあ,無防備都市宣言どんどん出してもらったほうが楽っちゃあ楽だがのお(笑)
 しかも国民保護法制で,「自衛隊」が入れないから,地方自治体でなんとかするしかないしねえ.

 戦術的に必要になりゃ,「自衛隊が占領」すりゃええハナシだし.

 無防備都市宣言万歳っ!


479 :名無し三等兵:2007/12/01(土) 14:45:27 ID:???

Ω<「つまり無防備都市宣言運動は防衛省の陰謀だったんだよ!!!!11!!!」


481 :緑装薬4 ◆8R14yKD1/k :2007/12/01(土) 14:48:34 ID:6s4WSDqu

 まあ,陰謀かどうか知らんが・・・(笑)

 〔自衛隊にとっては〕案外利益があるんだよねえ,無防備都市宣言は.
 その地方自治体に住んでる人は不利益だろうがね.

 なにせ,部隊の移動すら認められないからのお.
 場所によっちゃあ,それ〔無防備都市宣言を出しているところ〕以外の地方自治体にすら災害派遣にいけなくなる可能性だってあるわけでねえ.

 あと,あれだ.
「自分の町は戦場にならないが,他の町で自衛隊が敵を食い止めてくれ.」
ちうエゴ丸出しちう見方も出来るわけだがな.

 まあ,好きにすりゃええさ.
 自衛隊は,なーんにも困らん.
 住民が決めればええだけだあ.

 無防備都市宣言万歳っ!


483 :名無し三等兵:2007/12/01(土) 14:54:15 ID:???

 自衛隊が居ると,〔その自治体の〕税収が良くなるのになあ.


(「無防備マン」をからかったパロディ)

軍事板


 【質問】
 自治体は都道府県軍を創設するか,無防備宣言を出すか選択すべきなのでは?

 【回答】
291 :名無し三等兵:2008/06/09(月) 14:18:03 ID:???
 そ〜だそ〜だ!!
 自治体は都道府県軍を創設するか,無防備宣言を出すか選択しろ!!

 無防備都市宣言万歳ッ!


294 :名無し三等兵:2008/06/14(土) 07:15:09 ID:???

 各省庁が行政機能を自前の戦力で維持するように構造改革すれば解決するぜ?

・財務省霞ヶ関方面隊 戦車大隊1 機械化歩兵大隊3 砲兵大隊3
・農林水産省 山岳監督隊 空中機動師団4
・警視庁 首都防衛師団 戦車大隊3 装甲車化歩兵大隊3 砲兵大隊3 中SAM大隊3



296 :名無し三等兵:2008/06/14(土) 07:28:51 ID:???

 MADを成立させる為,農林水産省傘下に戦略原潜艦隊も必要だな.


297 :緑装薬4 ◆8R14yKD1/k :2008/06/14(土) 07:34:34 ID:kNdm018n

 毎年の予算折衝でMAD理論が働くわけですね!!!


299 :名無し三等兵:2008/06/14(土) 13:20:51 ID:???

国土交通省 独立自動車道防衛旅団(ストライカー旅団)
        整備新幹線警備隊(装甲列車装備)

科学技術省 第666実験大隊(プラズマ砲,レールガン等を装備)

内閣府 首相警護師団


300 :名無し三等兵:2008/06/14(土) 13:25:27 ID:???

北海道開発局(北部方面軍)
 第二機械化狙撃兵師団・第五機械化狙撃兵旅団・第七戦車師団・第十一自動車化狙撃兵旅団


302 :名無し整備兵:2008/06/14(土) 21:23:45 ID:???

文部科学省 各職種学校及び教導連隊,防衛研究所,研究本部,技術研究本部,防衛大学校,
       少年工科学校

林野庁 アルピニ旅団(司令部:松本)

資源エネルギー庁 第2砲兵

国税庁 特殊作戦部隊(編成・装備等公表されず)

 この辺りはデフォですね.


303 :名無し三等兵:2008/06/15(日) 01:11:52 ID:???

厚生労働省 医療施設警備隊10個群 中央労働委員会労働監督師団
社会保険庁 基金運用警備群
海上保安庁 航空打撃艦隊4個 海中保安艦隊:原子力潜水艦24隻
気象庁   気象ロケット師団 同隷下ロケット警備連隊4個


304 :名無し三等兵:2008/06/15(日) 01:19:40 ID:???

各都道府県警に装甲警察師団


305 :名無し三等兵:2008/06/15(日) 10:52:08 ID:???

警察庁航空警察総隊
警察庁水上警察地方隊×5個
警察庁高射警察群15個
47個都道府県警察機動師団
海上保安庁機動艦隊×7個
海上保安庁航空集団
海上保安庁特別警備軍団
消防庁陸上救難飛行団
消防庁海上救難飛行団
消防庁特殊救難旅団
47個都道府県消防師団
公安調査庁情報本部
公安調査庁警戒群28個
公安調査庁海洋群
内閣調査兵団
内閣特殊作戦軍団
内閣空挺集軍
内閣西部方面軍
内閣対馬防備旅団
内閣南西航空集団
内閣潜水艦隊


307 :緑装薬4 ◆8R14yKD1/k :2008/06/15(日) 12:11:09 ID:lMlmr0E4

 無防備都市宣言万歳っ!

軍事板

 広島には三矢部隊もいますが,なんか名前が騒ぎを起こしそうな香り.

寄星蟲

 それをいうと,埼玉には栗鼠部隊と引きこも(マスコット的に…うわあああ何をするやめ(ry

ぎんなんそう

 東京には宮内庁サーヤ部隊がうわなに (ry

井上@Kojii.net

 有明兵30万ですね.わかります.

ゆきかぜまる

 第801宣伝部隊がワタクシモフシニサフデスの伝単を撒いて,敵がマジ凹みするんですね.わかります.

zen

 有明兵30万及びその予備役は秘密裏のうちに米軍根幹のneldを骨抜き・隷下に納めることに成功し,米軍だけではなく第801宣伝部隊とともに世界浸透作戦を遂行しているのですね.
 下手をすれば核より破壊力があり,心理的継戦能力に打撃を与えるのですね.分かります.<マテ
 ただ,軍事的に見ても,30万の軍勢をたった3日間で年2回も動員.
 事故無しに捌ききる能力は,他国から脅威に思われても不思議はないところ.

へぼ担当

 すると国土交通省の別働隊 PMF・小田急電鉄の「はるひ」が対抗して登場するわけですね.

井上@Kojii.net

 矢張り今必要なのは,外務省グリーンベレー(海外援助トラブルシューティング特殊部隊)ではないか.

消印所沢

 水産レコンの方が強い(捕鯨問題的な意味で

zen

 むしろ水産庁に,海洋生物生態調査のための捕鯨艦隊を置いてですね・・・.

 あ,もちろん武装はハープーン(銛)で(ry

白い狐

 まあ,ぶっちゃけ水産庁には特攻船部隊が(コラ)

ぎんなんそう

 もちろんフラッグシップは,戦後の逸話にちなんで長門な訳ですね.
 捕鯨戦艦「長門」

椋鳥

 財務省内にはコンビニが有りまして,靴や鞄やネクタイ等を取り扱うお店も有って,半地下となっている東側の建物の一階には外食店が数店舗入っていて,昼時になりますと,警視庁や文部省,(民営化前でしたが)郵政公社の職員が昼食や買い物をしにやってくるのです.

 なので,財務省はさしずめ補給処ではないかと思うのです.

近所の遠吠えするいぬ

>財務省内にはコンビニが有りまして

 北海道庁の地下も,そんな状態だった気が.

 そういえば,北海道庁って取締船,試験調査船,実習船など何隻かあったはずだが.
 それから機甲科と施設科(土木現業所),衛生科(道立病院)etc…何げに自己完結能力整ってるんじゃね?
 予算的なものはともかく…

ぎんなんそう

> 財務省はさしずめ補給処

 あちこちに政治将校ならぬ財務将校を派遣しているのかと思いましたが.
「これ以上の進撃は予算を超過するおそれがあるので中止せよ」
とか言いそうな気がしましたので・・・

クローム・ツァハル

>「これ以上の進撃は予算を超過するおそれがあるので中止せよ」とか言いそうな気がしましたので・・・

 うぬ,それは一体どこのゲドー社!
 財務将校の統括本部長はシモーヌ・トレファン女史ですね!!

鉄底海峡

 それなんて片山さつき ?

井上@Kojii.net

>政治将校ならぬ財務将校

「同志財務将校,この予算ではとても足りないです!」
「アナタは祖国から与えられた予算に不満なのですか?
 倹約精神に欠けていますね.
 浪費家は祖国の敵です」
 zip!zip!zip!

 こうですか,わかりません!><

如月

 リアルで内閣府法制局が最強だと思うのです.
 法務官その他の形で法務将校を派遣しているのですから.<マテ
 某A省もその限りにあらず.
 言うことを聞かないと,正当防衛どころか標的にされた上に,シベリア送りより酷い下記の取り扱いを受けるのですから.>ガクガクブルブル

参照先:「霞が関官僚日記」:霞が関を大いに盛り上げるための官僚の団

>「ま,そういうことだから,これから終電後,タコ部屋に集合ね.
> 絶対来なさいよ!
> 来ないと,外務省で主意書専従だから!」>ひぎぃ(悲鳴を止め...)

へぼ担当

以上,「軍事板常見問題 mixi支隊」より
青文字:加筆改修部分

 石破氏が農水省の大臣に抜擢されるそうです.
 過去の自衛隊の不祥事における対応が評価されたのでしょうか.

 軍オタ的には新たなジャンルの話のネタが出来そうですね.

近所の遠吠えするいぬ

 農業用トラクターと称して新型戦車を導入するのですね,わかります.

井上@Kojii.net

 どこのオデッサ戦車ですか.

クローム・ツァハル

 屯田兵に重トラクターと軽トラクターを割り当て,後者を機動的運用します.
 軽トラクターは泥濘地でも時速3kmで前進し,兵站活動の基礎を支えます.

 なお指揮官機(車か)は赤く塗装されます.

くるりん★ポポフ

 深海の水産資源探査と称して,新型潜水艦を導入.
 母船型遠洋まぐろ漁の実証実験船と称して,空母を導入.
 森林調査と称して,新型ヘリコプター導入.

 水産資源調査と称して,農林水産省の特別会計から,潜水艦乗組員に対して時給1,000円〜の長期水産資源調査手当を別途支給する.

 さらには「食の安全保障」と称し,水産自衛隊,林野自衛隊,農耕自衛隊,牧畜自衛隊を創設し,防衛省と農水省を統合した国家安全保障省の初代大臣にゲル.

しまだ(´ω` )

 さらにライフラインの安全保障ということで,交通自衛隊・電力自衛隊・水道自衛隊・ガス自衛隊も希望.

井上@Kojii.net

 漁船の無駄な燃料消費を抑えるために,低燃費無人ラジコン機によって魚群を捜索,追跡探知する技術の研究.

 農家林業家の高齢化による作業の負担軽減の為に,1日の作業が連続可能な作業補助機器(パワードスーツ)技術の研究.

近所の遠吠えするいぬ

 しかも経済上の安全保障ということで経済自衛隊,産業自衛隊,財務自衛隊を創設.
 いっそのこと省庁再編で全部まとめて防衛府に.

 初代石破防衛大将軍就任
(「征夷大将軍」は侵略的なのでこうなりました)

くるりん★ポポフ

 財務自衛隊の国税部隊が主力なわけですね!! わかります.

スコップダンディ

 じゃあ,今度からはゲル将軍で.

鉄底海峡

 特生自衛隊はいつできるんですか!!!

島の人

 宣伝部門として東宝を国有化して東宝自衛隊ですね!!

ヨシフ

 角川戦車は失業かあ・・・

島の人

 ゴジラ・ガメラに対応できる東宝自衛隊に一日の長ありですね,分かります.

bernoulli

以上,「軍事板常見問題 mixi支隊」より
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 無防備地域について質問

 地方自治体に無防備地域宣言をさせる条例を作ろうとしている連中があっちこっちにいるのだが,そいつらが
「第一追加議定書は条約なんだ.
 憲法98条にも条約を遵守しろと書いてある.
 地方自治体に条例に基づく無防備地域宣言をさせない日本政府が問題なのだ」
という主張をしているのだが,こんな主張ってありなのですかね?
 これとは別に憲法では94条で
「条例は法律の範囲内でのみ制定可能」
とあり,たとえば自衛隊の指揮権を定めた自衛隊法,国民保護法と無防備地域条例とは真っ向からぶつかることになるのですが.

 【回答】
>これとは別に憲法では94条で「条例は法律の範囲内でのみ制定可能」とあり,たとえば自衛隊の指揮権を定めた自衛隊法,国民保護法と無防備地域条例とは真っ向からぶつかることになるのですが.

 これは議論の要点(と,彼等が主張する部分)を勘違いしてる.
 確かに憲法には
>第94条 地方公共団体は,その財産を管理し,事務を処理し,及び行政を執行する権能を有し,法律の範囲内で条例を制定することができる.
と,あるが,彼等が根拠にしてるのはこちら.

>第98条 この憲法は,国の最高法規であつて,その条規に反する法律,命令,詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は,その効力を有しない.
>2 日本国が締結した条約及び確立された国際法規は,これを誠実に遵守することを必要とする.

 つまり,「第一追加議定書に反する法令そのものが違憲だ」って主張な.
 学説的にもこの主張は裏付けられていて,日本国は
・確立された国際法規には無条件に従わねばならない
・締結した条約についても,国内法の整備をもって尊守しなければならない
ってのが主流な説となっている.
 簡単にいえば
「国際的な基本ルールは守りましょう.条約に参加したら実行しましょう」
って事な.
 まあ,条約と憲法含めた国内法との優劣や実際の効力等に付いては諸説あるが,ここでは省略する.

 ただ,ぶっちゃけジュネーヴ諸条約第一議定書は,軍組織の指揮権が所属国家の中央政府に独占される事なんて全く否定してないので,無防備条約推進団体の主張は前提が根本的に間違ってる.

 ついでにいっとくと,日本の平和団体は,日米安全保障条約はサンフランシスコ平和条約と同時に締結された旧条約の頃から,それ自体が憲法違反だと主張する事が多い.
 憲法9条は日本以外の国の事なんて何も書いてないし,憲法草案も立憲作業もアメリカの意思と同意の下に進められて,そのアメリカによる庇護も始めから視野に入ってたというのにね.

 で,それに伴って制定された安保条約刑事特別法も憲法違反なんだってさ.
 条約を守る為に制定した法律なのに.

「矛盾? なにそれ美味しいの?」

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【珍説】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051210-00000298-mailo-l25
「地域住民の安全に責任を持つ自治体が宣言を行えば,政府と自衛隊はそれを認め同意しなければならない」

 【事実】
 「地域住民の安全に責任を持つ」って,おまえら,他国の軍隊に対して何ができるのだと問い詰めたい.

Posted by むーちゃ at 2005年12月12日 07:03:42

 何時から自治体は,政府や自衛隊に命令できるようになったんだ?
 凄いギャグだな.

 それに大津市は陸上自衛隊の駐屯地があった筈だろ.
 何を考えてるんだ・・・

Posted by 名無しT72神信者 at 2005年12月12日 12:21:21

 つーか,無防備地域宣言できるのは,「紛争当事者の適当な当局」なんで,まず宣戦布告しないと.
 って,何処に?

Posted by 鰯揚 at 2005年12月12日 14:04:01

 大津市の“市民グループ”の方々は,大津市から自衛隊部隊を排除したいんでしょうね.
 彼らは「地域住民の安全に責任を持つ」ことはしないんでしょうか?
 敵軍が大津市に空挺降下してきたら,彼らは自らの身の安全のために,進んで敵軍の道案内をしそう.
 日頃のポーズが「反体制」でも,実際には新たな支配者に迎合する,そんなイメージ.

Posted by 非絶対者 at 2005年12月12日 20:25:39

 大津市在住の俺が来ましたよ.orz

こっちに,さらに詳しく載ってた.
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shiga/news/20051201ddlk25070653000c.html

 頭痛ぇ・・・

>誤解されがちですが,無防備地域は軍隊のない地域であって,
>「無抵抗の地域」ではありません.侵略に対して何もしない,という意味ではなく
>自らを守ったり,地域の治安を守る権利を放棄するものではありません.

 おのれの条例案の第2条を読み返せと.
 「有事には軍事施設の機能停止を求める」そうだし.
 んな運動は,琵琶湖の真ん中ででもやってくれ・・・

Posted by 名無しT72神信者 at 2005年12月12日 23:40:04

 おいおい,他国の正規軍に対してどうやって「自らを守る」んだ?
 コスタリカじゃあるまいに,警察で軍隊に勝てるとでも思っているのか?
 それとも市民が抵抗しろと?
 ゲリラと見なされて,町ごと虐殺されて終了なんだが.

Posted by むーちゃ at 2005年12月13日 13:19:44

 占領されるので,当然その都市の治安維持は占領軍が行う.
 抵抗運動なんぞやったら,鎮圧される可能性大.
 鎮圧される場合,機動隊がやってるレベルの対応じゃないだろうけどな.

 まあ,運動やってる連中の本音は,占領軍じゃなくて日本政府と自衛隊の活動を押さえることなんで,占領されたら大喜びで弾圧するほうに回るだろうけどね.

Posted by 名無しT72神信者 at 2005年12月13日 12:34:10

 この手の運動は具体的な成果を求めておらず,騒いで世間の関心を集めること自体が目的なので,こういう場所で話題になった時点で,半ば彼等の思惑に乗ってしまっているかと・・・.
 出来れば『自称「平和団体」必死だな(藁』と,一笑に付して捨て置ければいいのですが,まぁネットですから相手も広報戦を仕掛けてくるし,良くも悪くも話題になってしまうと・・・.
 『無防備地帯宣言』の解説をする際は,騒いで世間の関心を集めるという運動団体側の目的の方も,強調しておいた方が良いと思います.

Posted by 名無しT72神信者 at 2005年12月13日 21:46:09

>騒いで世間の関心を集めること自体が目的

 そして団体側の無知と無恥が世間に知れると.
 相変わらずMな方々ですな.

Posted by 名無しT72神信者 at 2005年12月14日 08:20:41

 先程「テクノラティ」というものの存在を知ったので,試しに「無防備都市」で検索して,こんな所を見つけました.
デジタルのあるくらし

 ここのブログ主さんが,「平和・無防備都市条例を実現するつどい」の会場に行ってみたところ,受付で
「住所を書かないのなら二度と来るな!」
と言われて参加を断念したそうです.
 〔略〕
 「騒いで世間の関心を集める」ことには熱心でも,同志を募ることには熱心でないようです.
 一般人にこんな態度を取って,「組織の維持という至高の目的」が果たせるのでしょうか?

 ああ,彼らは常識人ではなかったですね(笑)

Posted by 非絶対者 at 2005年12月15日 18:49:23

「週刊オブイェクト」コメント欄,2005年12月11日付


 【珍説】
 自衛隊は軍隊(military)ではないから,自衛隊当局は「軍事当局 (military authorities)」ではない.
 故に存在しない軍事当局の了解を得る事無く,無防備宣言する事が可能

 【事実】
 当たり前の話だが国際法上,自衛隊は軍隊として扱われる.
 国際社会は日本国内の特殊事情(言葉遊び)など考慮してくれない.

 そもそもジュネーブ条約には,"military"という単語が頻繁に見受けられ,第一追加議定書だけでも100個近く存在する.
 もしこれら全てについても,「自衛隊は軍隊ではないので従う必要が無い」とした場合,条約に参加している意味そのものが無くなってしまう.
 こんな主張は通用しない.
 条約不履行と見なされてしまうだろう.

 一つの無茶を通そうとする余り,全てを失ってしまうのは本末転倒と言わざるを得ない.

 ちなみにこのような主張は,どうやら無防備宣言推進派の間では定番らしく,『Another Type of "Letter from Ceylon": 無防備都市宣言 その3』でも紹介されていました.
 以下は明治大学政治経済学部助教授の,生方卓氏の見解です.

--------------------------------------------------------------------------------
 次にthe military authorities の問題ですが,この追加議定書は,the military authoritiesを持っていない国もありえるということを想定しておりません.
 日本は憲法上はthe military authoritiesを持っていないのですから,宣言のために「軍事当局の了解」を不必要とするのではないでしょうか?

 他方,自民党の今度の憲法改訂案のように,日本が「軍」を持つことになれば,事態は一変します.
 だからこそ,この改訂案は大変危険なのだということになるのではないでしょうか.

 換言すれば,第9条とジュネーブ条約とはむしろ相互補完的な関係にあるということだと考えておりますが,いかがでしょう?
--------------------------------------------------------------------------------

 生方氏は更に発展させて,憲法九条改正問題とのコラボレーションを行っています.
 しかし,いかがでしょうかと言われても・・・
 もし改憲案通りに「自衛隊」が「自衛軍」になったとしても,「Self Defence Force」という英語表記は全く変わらないであろう事に何故気付かれないのでしょうか.

 それ以前の問題として,現在の自衛隊当局も国際法的には軍事当局と見なされます.
 そうでなければ,そもそもジュネーブ条約自体に参加できていないのです.

「週刊オブイェクト」,2005年12月14日付
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 無防備宣言運動の中心となっている政治勢力は?

 【回答】
日本法務省外局公安調査庁「平成18年「内外情勢の回顧と展望」
より
第3 平成17年の国内情勢
3 共産党・過激派等 (3) 市民層への浸透に力を注いだ過激派

によれば,以下の通り.

--------------------------------------------------------------------------------
〈MDSは,イラク民主化勢力支援や「無防備地区宣言」運動を通じて,市民を結集〉

 社会主義社会の実現を標榜する「民主主義的社会主義運動」(MDS)は,イラクの「民主化勢力」代表を招いて反戦集会を開催するなど,独自の存在感を示した.
 特に,MDSが進めるイラク反戦運動では,市民層の結集を図る受け皿として,各地に「イラク市民レジスタンス連帯委員会」を立ち上げ,イラク市民の戦争被害などを紹介する各種イベントを実施して,同連帯委員会の会員拡大に努めた.

 また,MDSは,政府の有事体制づくりに反対する運動として,ジュネーヴ諸条約追加議定書を根拠に,「無防備地区宣言」条例の制定運動に取り組み,東京・荒川区など8自治体の住民らで運動体を組織し,それぞれ条例制定の直接請求に必要な法定数を超える署名を集めた.
 さらに,MDSは,各地の運動体で構成する全国ネットワークが,著名人らを呼び掛け人として運動推進を呼び掛ける「1,000人アピール」への賛同人集約や学習会に取り組むなど運動の伝播に努める中,運動に協力した市民に,傘下団体の集会への参加を呼び掛けたり,機関紙の購読や組織への加盟を働き掛けた.
--------------------------------------------------------------------------------

 無防備宣言運動の中心となっているのは「左翼過激派MDS」ということが,公安の報告書に載りました.

 とはいえこの事は以前から指摘されていた事です.平成16年10月号「正論」で時沢和男氏が「中核を担うのは新左翼セクト」で詳しく述べています.
 公安の報告書に載った事で,これが裏付けられたと言えます.

 「市民層への浸透に力を注いだ過激派」と名指しされたMDS.
 これが無防備宣言運動の正体です.

<以下,コメント欄>

〜/  ´・ω)ミ<「MDS」と目に入った瞬間「ミサイル防衛システム?」と誤読したおいらは兵器馬鹿ですかそうですか(笑)
〜/  ‘ω)ミ<むぼーびマンもかげきはだったのかー
〜/   ´ω)ミ<攻撃はあり!ってか(笑)>無防備

―――――Posted by 名無し鰭脚類神信者 at 2006年03月20日 01:43:34


 週刊MDSなんてあるんですね.
 一応h抜きでttp://www.mdsweb.jp/

――――――Posted by 名無しT72神信者 at 2006年03月20日 19:39:47


 大体四トロで無防備地域運動を奨励してることくらい,ブラックジョークなことは無いんだが(棒読み)(笑)

――――――Posted by KY at 2007年09月09日 23:22:03

「週刊オブイェクト」,2006年03月19日
青文字:加筆改修部分

 ただし野田敬生の著書によれば,公安調査庁の調査能力は決して高いとは言えないので,その点には留意すべし.


 【質問】
 無防備都市運動の連中って,非武装中立論者なの?

 【回答】
 Yes.

 無防備マンの本になった方読んでみ?
 書き下ろし文の漫画の中で
「『九条を改正し,自衛権の否定と不保持を明記しよう』
というような意見は戦争をしたい人達に利用されるから今は言うべきではない」
と,確かこんな感じの主張だったはず.

週刊オブイェクト・コメント欄 at 2007年01月24日 03:01


 【質問】
 無防備活動家による殺人未遂事件について教えてください.

 【回答】
http://www.sankei-kansai.com/2009/07/14/20090714-012279.php
>車の通行トラブルになった大学生の腹をナイフで刺したとして,
>大阪府警箕面署は13日,殺人未遂容疑で箕面市桜ケ丘の自称会社役員,
>中井多賀宏(たかひろ)容疑者(36)を緊急逮捕した.

http://www.asahi.com/national/update/0713/OSK200907130147.html
>現場から約40メートル東の市道交差点で,2人の車が出合い頭に衝突しそうになったことから,
>中井容疑者が大学生の車を追いかけて口論になり,所持していたナイフで大学生の腹を数カ所刺した疑いが持たれている.

 なぜかWikipediaに項目があったり.
 出身と年齢が一致.
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E4%BA%95%E5%A4%9A%E8%B3%80%E5%AE%8F
>中井 多賀宏(なかい たかひろ,1973年6月17日 - )は,詩人,憲法活動家,ミュージシャン,.大阪府大阪市生まれ,大阪府箕面市出身.

箕面9条の会
http://www.hcn.zaq.ne.jp/minoh9jyo/
>よびかけ人 中井多賀宏

箕面市平和のまち条例案
http://minoo-heiwa-j.hp.infoseek.co.jp/jourei.htm
>第4条(無防備地区宣言)

「箕面市平和のまち条例」制定請求書
http://minoo-heiwa-j.hp.infoseek.co.jp/syusi4.html
>箕面市桜ケ丘*-*-** 中井多賀宏

 住所が桜ケ丘まで一致してるし,同一人物と見てほぼ間違いないか.
 しかし,護憲派で無防備宣言を推す運動家が,ナイフで武装して先制攻撃っすか.自らを全否定ですね.

 ちなみに,先にあげた産経関西の記事を見た限りでは,さすがに法律書(?)を出版してるだけあって,心神喪失の線を狙うための伏線張りがうかがえる.

>当初「にらみ合いになり刺した」と認めていたが,
>その後の調べに「頭が真っ白で覚えていない」と否認している.

 ちなみに本人のサイト(http://nakai.petit.cc/pineapple1/)によると,パニック障害・強迫性障害・境界性人格障害とのことだから,これを武器に法廷で争うのかも.
 もっとも,統合失調症の被告人でさえ,責任能力有りと認定されることが多々あるのだから,この程度で無罪になるなど有り得ないだろうが.
 まあ,このへんは私の邪推なんですけどね.

フナムシ in mixi,2009年07月14日21:44

▼※ なお,刑法の「傷害罪」もしくは「殺人罪」において,被告人の「思想」は一切勘案されない.(cf:山岳ベース事件判例)
 刑法事件において,被告人の「思想」は問われるべきでなく,またそれを問うことは,極端な場合「思想信条の自由」を犯す恐れがある.

 該当項目中には,「平和主義者が他者を攻撃したら,普通の場合より罪の軽重が変わる」というような意味合いのことは,何も書かれておらず,指摘されているのは,あくまでも「無防備を主張する平和主義者」が,「武器を用いて他人を攻撃した」ことは言動と行動が矛盾しているという一般的なロジックの点である.
 別に,思想を以って「法」的に「有罪」,と書いてあるわけではなく,それどころか,この一文には刑法・裁判・有罪無罪・量刑に関して何かを想起させるような記述は一切ない.
 この一文を「刑法上の問題」と取り上げるのは無理がありすぎる
が,もしかしたらそのように勘違いする人が稀にいるかもしれないので,念のため.

 元レスにはその後,
> ちなみに,先にあげた産経関西の記事を見た限りでは,
>さすがに法律書(?)を出版してるだけあって,
>心神喪失の線を狙うための伏線張りがうかがえる.
というように裁判を想起させる記述があるが,その文頭には「ちなみに」という接続詞があり,この二つの文は全く異なる文脈にあることは明らか.
 「ちなみに」以降の記述(裁判を想起させる部分)では,被告人の思想云々は問題にされていない.

七師三等兵,
名無しクルセイダー信者(黄文字部分),
代替○港(緑文字部分),
バグってハニー(灰色文字部分)
in FAQ BBS,2009年8月11日(火)〜8月15日(土)

青文字:加筆改修部分

 【関連リンク】
「週刊オブイェクト」:9条ナイフ滅多刺し男の件に関する的外れな反論へのお返事
「週刊オブイェクト」:みのお9条の会が殺人未遂容疑の中井多賀宏を除名「今後,呼びかけ人としては扱わず」
「FSM」:わたしの正義を受けてみよ!


 【珍説】
自衛官の犯罪もまずいのではないか?

(前略)
 しかるに,暴力を管理・運用する立場にある人間が暴力を私的に行使するということは,暴力に反対している人間が暴力を用いることと同等か,場合によってはそれ以上に強い批判がなされるでしょう.
 反戦平和を訴える運動家は単に個人の信念でやっているのに対して,自衛官は国民がその力を厳粛に信託しているものであって,それを私的に運用したとなれば,あるいは信頼に値しないことを示したとすれば,単なる主張に対する信義の問題としてではなく,重大な背信行為であると見做されます.
(後略)

<引用終わり>

 【事実】
「ガキの論理を大人の言葉で飾れば,ガキの論理にならないとでも思ったか.
 えせ平和主義者の犯罪を批判するものの中で,誰が自衛官の犯罪を肯定しているか今ここで言って見ろ!」
 よし,本音終わり.

 さて,自衛官の犯罪に問題がないとは誰も言ってませんし,自衛隊の「暴力装置」は,システムとしての自衛隊のことを指しているのであって,個人個人の責任において取れる行動のことを指しているのではありません.
 で,自衛隊において,「それ(=暴力システム)を私的に運用した事例」は,これまでにどれだけの数があったのでしょうか.

 「それ(=暴力システム)を私的に運用した事例」というのは,部隊まるごとの抗命や無許可離隊などといった,国民の信託にオーソライズされた命令に反すること,すなわち反乱のことを言っているのであって,隊法に「汝,盗むなかれ」なんて書いているわけじゃありません.
 書いているのは,「起訴されたら休んでもらうからな」とか,「禁固以上の刑を食らったらクビだからな」,「法律とか守りますって約束だからな」ということです.

 翻って,実は信念に基づく行動を取り続けるということは,非常に大変なことで,信念への挑戦に負けないこと,信念を投げ出さないこと,信念から逃げ出さないこと,そして信念を信じ抜くことというのは,一時の激情に対して余りにも無力であることの方が多いわけです.
 だからダメになりそうな時にこそ,こうして踏みとどまることが光るのです.
 そして信念が,世界の真実を突いたロジカルな思考と結びつけば,時にすべてを圧倒するパワーを手に入れることすら出来るのです.
 これが知恵とか人類の英知の結晶と呼ばれるもの,そして物語の化学反応の一つですから,覚えておきましょう.

 しかしながら,進んで茨の道を選んだ人間が,こうした些細なことで,己が信念のために己自身が決めた(あるいはその事実に無自覚であったかもしれない)規則を,真っ向から否定するような行為を行ったわけですから,その人も,その人の信念も,もはや誰にも信用されないでしょう.

 もしかすると,ただ一つ彼らが真実を表しているとすれば,
「ゲイリー・オールドマンは,どんな役回りでも無様に死ぬ」
というアレではありませんが,物理的事実を大きくゆがめた信念や主義というものは,人間の性質や行動を規定できないということかもしれません.
 知恵を見つけられなければ,どんなところにいたって,furukatsuは欺瞞に満ちた言動を取り続け,無防備ナイフの男は人を刺したのかもしれません.

 言葉は万能ですが,孤独でもあります.
 だからこそ,それに背く生き方は出来ればしたくないと,本職は考えます.

(しらせしんいち 作家,技術者,元自衛隊員)

in mixi,2009年07月20日20:34

▼ furukatsuは喩え話は精密に論を展開したい時は御法度って知らないのかな?
 何処を類似点と見るかコンセンサスが無いので,いくらでも議論を発散可能だから.

「九条の会発起人が武装していて先制攻撃で殺人未遂を行った」
 これだけの話だね.
 どれだけ内々の理論で「おかしくない!」って言い張っても,「バカじゃない?」って言われるだけだよ.

 それにそもそも,自衛隊は主義主張で集まった集団じゃないんだから,根本が少しに違う.
 フルカツだって言ってるが,自衛隊員の暴力行為は組織としての背信だが,九条の会の暴力行為は組織としての背信だけでなく,自己否定が加わる.
 自衛隊の暴力行為も同様に批判されるべきとしているが,自分の主義を自分で否定したわけじゃないんだから,同様に捉えるのはおかしい.

ニュース極東板,2009/07/21(火)
青文字:加筆改修部分

 ※上記引用ブログのブログ主の,コメント欄への対応に鑑み,珍説と認定した.


 【質問】
 無防備都市宣言運動は外患誘致未遂罪にはなりませんか?

――――――
http://www.houko.com/00/01/H07/091.HTM

 (外患誘致)
 第81条 外国と通謀して日本国に対し武力を行使させた者は,死刑に処する.
【中略】
 (未遂罪)
 第87条 第81条及び第82条の罪の未遂は,罰する.
 (予備及び陰謀)
 第88条 第81条又は第82条の罪の予備又は陰謀をした者は,1年以上10年以下の懲役に処する.
――――――

 【回答】
 未遂になるためには犯行の着手が必要なので,条例制定だけでは十分ではないでしょう(予備にとどまる).
 その後に具体的に,外敵を引き入れる工作(外敵との接触・交渉など)を進め,実際に外敵の侵入が起きる危険性が増大して以降が,未遂になると思います.

Posted by おおや at 2005年12月16日 18:51:45

「週刊オブイェクト」コメント欄,2005年12月14日付
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 京都・奈良における「非武装都市」推進運動について教えられたし.

 【回答】
 1952年,朝鮮戦争の傷痍軍人のための保養施設が,奈良に設置され,また,京都に空軍基地ができるという噂が流れると,同地で「武力紛争の際の文化財の保護のための条約(ハーグ条約,1954年採択)を根拠とした「非武装都市」推進の動きがあった.
 両都市を「文化財集中地区」と指定されることにより,「特別保護」を受けようというもの.
 しかし「特別保護」を受けるためには,
・軍事目標たりうる施設が近くにあってはならない
・軍事要員を載せた列車やトラックが通過してはならない
といった大変厳しい条件があり,また,
・「特別保護」を担保するためには,戦時下に於ける鉄道・道路・放送局の用途を転換・制限する法律を定めなければならないが,各省庁の反対が強く,成立が見こめなかった
・「特別保護文化財」から軍事施設までの「妥当な距離」,また,登録すべき文化財の数と価値の基準が曖昧
・アメリカが批准していない以上,日米安保の関係で,日本が先に批准するのは支障をきたすことになりかねない
といった理由により,日本は同条約を批准していない.
 また,現実に特別保護を受けているのは現状,ヴァチカンだけとなっている.

 これは無防備マンのルーツではないか?とも想像される.
 長い年月をかけて受け継がれるうち,上記ハーグ条約と,ハーグ戦時法規とを混同するなどの「情報の劣化」が発生して,今日の無防備マンのようないい加減な主張に劣化したのではないかと想像する次第.

 なお,ハーグ条約批准を求める,日本国内での運動は現在も続いている.
 2005.1.16には,朝日新聞紙上で新聞ダネともなった.
 文化財保護自体は大切なことなので,どうか政治に悪用されませんように.

 【参考ページ】
斉藤英俊(筑波大学大学院教授) in 『人類の歴史を護れ』(西浦忠輝編,クバプロ,2005.10.30),p.123-127


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